かごしま映画ものがたり      長野泰英

2015年03月01日

みなさん、おやっとさぁです。

僕がこの「かごしまブログ」では鹿児島に関係する映画やその周辺を主に書いています。さてまずは役者についてです。鹿児島県から誕生した俳優さんは意外とたくさんいらっしゃる。

または生まれだけですぐ他県へ引越したという方も多いです。

良く知られる方、例えば榎木孝明さんや哀川翔さん、山田孝之さんなどは今更説明する必要は無いと思いますが、個人的に好きな俳優さんで小倉一郎さんやフランキー堺さん、草野大悟さんなどが居ます。

中でも(故)フランキー堺さんは名作「私は貝になりたい」で強烈なインパクトを与えましたが私的には「世界大戦争」が好きです。コメディアンでドラム奏者でありながら普通の庶民として間もなく水爆によって死に向かう家族の父親を悲壮感いっぱいに演じました。俳優さんというのを研究していると今と昔ではいろんなものが変化してきていることが分かります。

黒澤(明)監督や市川(崑)監督なんかも役者がうまくいかなければ映画は失敗すると信念があったそうです。無論映画は皆でつくるものだけれども監督が役者を尊重していた。今は効率の時代になって役者が下手でもカメラワークでごまかすことができる。映像もCGを使えばらしくなる。役者が役者であった時代、監督が監督であった、カメラマンがカメラマンであった、そんな時代は過去になってきた。俳優は一人一人技を持っています。殺陣なんかを見るとそれがよく分かります。三船(敏郎)さんも丹波(哲郎)さんも萬屋(錦之介)さんもみんな技をもっていました。観客はその技を見るんです。誰がやっても同じような殺陣は観てもしょうがない。昔はエキストラ一人でも大部屋俳優といって役者で給料もらっている時代だった。福本(清三)さんもあの斬られ方で主役から脇役までこなしていらっしゃる。だから皆写るか写らないかという芝居でも真剣に芝居している。状況を役者が自分で演出しているんですね。僕も最近は是枝裕和監督の「奇跡」や佐々部清監督の「六月燈の三姉妹」なんかにエキストラで参加しました。ちらりと写ったものからがっつりカットされたものまでありましたが僕がエキストラ参加するのは単なるミーハー気分からではなくいろんな監督の現場が見学できるから。現場はどんな教科書よりも勉強になる。ただ写るからには一瞬でも役者になる。これから先、鹿児島から役者と呼べる逸材が出てきてほしいと願う。

 

 写真4

画像は映画「奇跡」のワンシーン(画面右奥の白い傘の女性は家内)よくわかんないね。

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