「焼酎王国に入る第七回〜蒸留ロード」和田博温

2015年02月13日

焼酎は「蒸留」という酒造工学的プロセスを経なくてはできません。たとえば木のウロに溜まった果実が、その糖分に自然酵母が作用してアルコール発酵しても蒸留酒にはなりません。

蒸留の技術はいったいいつから?

一般的には紀元前300年ごろのアレキサンドリアの鍊金術師たちが最初だといわれますがさて。下に簡単な年表をあげておきます。

http://www.kt.rim.or.jp/~wadada/cyokayume/saketohinodeai3.html

0213蒸留ロード1

 

 

 

 

 

一般に「蒸留酒」は度数を確保するのが目的。蒸留によって高い度数のアルコールが得られ、かつ、腐敗しない。それはとてもモバイル性にとんだ酒とも言えます。

0213蒸留ロード2

画像はモンゴルで取材されたTAKARA酒文化研究所(当時)の辻主任研究員からお借りしたものです。

樽の蒸留器は分解組み立てが簡単で持ち運びに便利。鍋があれば簡単に蒸留できます。遊牧民にはピッタリの道具ですね。

一家に一台あればキャンプなんかには便利かも^^

 

 

 

 

これは、模型です。
100円均一ショップの雑貨でつくったものです。蒸留した事はありません。

0213蒸留百均模型

 

 

 

 

 

蒸留器の我が国への伝播は焼酎の伝播と同じ意味を持ちます。

黒潮にのって大陸沿岸、琉球・大島と伝搬したいわば海の道、そしてシルクロード・半島を経て九州に伝わった陸の道。

朝鮮の蒸留器は今にのこるランビキにちかく、南島雑和に描かれた蒸留器はカブト釜であります。酒を造るひとたちの情熱が各種の蒸留器にこもっているようで興味がつきません。

 

大口酒造さんの近く、郡山八幡神社の「わが国史上、はじめて焼酎の文字を記した」柱貫止めのことは以前に書いた事があります。1559年のことですから、このころには労働の疲れを癒す酒(ダイヤメ)として一般的になっていたのでしょうね。

 

あ、大口酒造さんは先日鹿児島県焼酎鑑評会での第一等の栄誉を受賞されました。誠におめでとうございます。

ってなことで、脈絡のないブログになってますが、「これより焼酎王国に入る」はまだまだ続きます。お覚悟をば。

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