かごしま映画ものがたり             長野泰英

2015年02月01日

みなさん、おやっとさぁです。

年末に父が死去し、今度は自分が年明け早々から脳出血という危険な病に倒れつい最近まで入院生活を余儀なくされ踏んだり蹴ったりの中、次回のブログはスルーするかと思っていましたが深刻な麻痺も無くこうやって継続できることを嬉しく思います。

さて、今回も鹿児島に関する映画のお話です。

近年日本映画は人間ドラマに特化した作品が多くなったように感じます。

予算獲得が難しくなったこともあるか知れませんがどうもアクションスペクタクルの作品が少なくなりました。かつて洋画でパニック映画ブームというのがあり邦画も便乗したものがたくさん制作されました。その中の1本に「東京湾炎上」(75年監督石田勝心)というのがあります。巨大タンカーが東京湾でシージャックされ犯人はタンカーに仕掛けた爆弾を爆発させなくなければ鹿児島の喜入石油コンビナート(映画の中では喜山CTSと改名されている)を自衛隊の戦闘機で爆破することを要求する。政府はゲリラの目を欺くため特撮を使ってテレビ中継するというサスペンスを描いています。ネットや携帯の無い時代だからこそ成立する内容でしたが現代でもリメイクしたら面白いだろうと思いました。で、劇中に登場する喜入石油基地がクライマックスでは大爆発してしまうんですがミニチュアのタンクと指宿スカイラインからの実景と合成して嘘の中継をする場面はテレビ中継スタッフと政府、そしてそれを見破るゲリラのとの心理戦もなかなかのもの。

そしてタンカー内のクルーとの戦いも緊迫感を出しています。昔の映画なので今の様にテンポ感やクオリティはいかにも昭和ですが、政府高官の一人が「石油タンクがすべて爆発したら錦江湾は永久に死の海になる」というセリフは鹿児島に住む私たちにはドキッとします。主演は藤岡弘、丹波哲郎。DVDもレンタルされていますので気になる方は見てみたらいいです。なかなか珍しい日本映画ですよ。

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