「台風8号」 エガミヒロアキ

2014年07月09日

一昨日辺りからもう、気象情報に釘付けである。

どうやら「過去最大規模の」台風8号がやってくるらしい。

各所に深刻な被害が及ばないよう願うばかりだが、ふと子供の頃の

台風の記憶が、ぼんやりと頭の中に浮かんできた。

 

どうでもいい話だが、私は谷山の出身である。 

当時の(およそ40年前の)谷山地区は、見渡す限り田んぼだらけ。

いまは名残すら無いが、谷山電停の横にも湿地帯が広がり、渡り鳥の

営巣地みたいな感じになっていた。 要するに田舎である。

そんな頃にやって来ていた台風は、子供心にも決して怖いものではなく

自然の力をまざまざと見せつけては去ってゆく、ちょっと腕っ節の強い

フーテンの親父みたいな感じだった。

 

台風の記憶で強烈に残っているのが、見渡す限りの田んぼが水没して

ちょっとした湖のように変わる風景。   谷山沈没である。 

近くを流れる永田川から、大量の水が逆流してくるのだ。 

しかも、大量の魚とともに。     

朝、部屋の窓を開けると、目の前で鯉や鮒、鰻まで

それはもう、溢れんばかりに田んぼの中を泳いでいる。

それを見て、子供のおれは何をするかというと

窓から釣り竿を出して、そいつらを釣りまくるのである。

釣った魚をどうするかなんて段取りを考えてやる訳がなく

部屋の中では鮒が跳ね、鰻も這いまわってもう、カオス。

絶叫するお袋から、思いっきり竹刀でぶっ叩かれたけれど

おれにとっての台風は、それほど悪いものでもなかったな・・・・

 

と、想い出に浸っている間に

明日からの出発予定だった南の島ロケが

この巨大台風のお陰で延期になったじゃないか。

可愛い水着のオネーチャンとの楽しいお仕事がなくなったじゃないか。

 

もう、台風は嫌いだ。

 

taifuu

 

 

 

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